ストック式錬金術 - 馬券投資法

●投資競馬の最良の教科書

 先日このようなニュースがあった。

「競馬で7割的中」と70億円集める...東山倶楽部の3人逮捕 (Yahoo!ニュース)

 4000人の会員から60~70億集めていた詐欺事件だが、70%の的中率で1日の回収率を105%に設定、というこの辺の目標設定が妙に現実的でうまいと感心した。

 東山倶楽部は集めた出資金をまともに運用していない詐欺集団だったが、競馬を投資として捉えるアプローチ自体は決して悪くはない。購入金額に強弱を付けることで、的中率を上げることなく回収率を大幅に向上させることができるだろう。しかも投資競馬に必要なのは、リスク管理と鉄の意志のふたつのみ。これだけを長期間に渡って維持することができれば絶対に成功する。インチキな競馬投資会社なんて必要ない。

 そんな魅力を持つ投資競馬だが、もちろん打ち出の小槌でも金の卵を産むガチョウでもなく、きちんと理解していないと痛い目に遭うのは間違いない。そこで今回は投資競馬のメリット・デメリットをきちんと理解するための教科書として、「ストック式錬金術」を紹介しよう。

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コースの鬼!

予想力向上に最適な参考書

(※:「コースの鬼!」シリーズは今まで3冊出ていますが、2冊目の「JRA全競馬場・コース完全解析/コースの鬼!2nd Edition」と3冊目「コースの鬼!コースの読み方&全G1レース解析編」をレビューします)

 2008年のオークスは、阪神競馬場で行われた1600mのGI(阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞)連体馬が1~3着を占めた。(トールポピーの斜行が無かったら結果は変わっていたんじゃないか、という議論は置いといて)

 東京競馬場と阪神競馬場は、コース手前で坂があること、ゴール前の直線が長い、という共通点がある。東京競馬場は、ゴール前500m~300mの地点にかけて、高さ2mの坂が待っている。阪神は3コーナーから4コーナーにかけてと直線に入ってからの100mの計600mが高低差2mの下り坂を下り、その後100mで一気に高さ2mの上り坂を駆け上る。

 つまり東京と阪神は、長い足を使ってうまくスピードに乗った馬が一気に坂を駆け上がるコース形態になっている。瞬発力が無いと最後の坂で失速してしまうし、持続力が無いと上り坂に至るまでに十分な加速を得られない、と持続力と瞬発力のバランスが求められるコースとも言える。

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サラブレッド推定遺伝

最強の血統本にして、最凶の血統本

 競馬の予想ファクターとして「血統」を重んじる人はどれくらいいるのだろうか?血統のみで予想する人は少数としても、血統を全く度外視して予想する人もそうそういないだろう。

 多かれ少なかれ競馬ファンの予想に影響を与えているのが「血統」なのだが、使いどころが難しいのもまた血統である。血統で、おおまかな好走傾向を見ることは出来ても、出走馬全馬に当てはめることは難しい。福島の芝1200m戦でサクラバクシンオー産駒が強いと言っても、サクラバクシンオー産駒全てが好走する訳ではない、ということだ。

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バージョン8

予想と資金の運用がワンセットになった競馬本

 そもそも競馬本は大きく2種類に分類できます。
 まずひとつめ、的中率を上げることに主眼を置いている競馬本。競走馬の能力を数値化して比較検討しようとする指数系や、不自然なオッズの流れを見極めて穴馬を探す、といったアプローチです。サイン系もこちらでしょうか。当てるためにはどうすればいいだろうか?ということを主に述べている本で、「競馬予想本」とまとめてもいいでしょう。

 ふたつめは、回収率を上げることに主眼を置いている競馬本。
 投資金額に緩急を加えることでローリスクハイリターンを実現し、回収率を上げようとする考え
方です。マーチンゲール、ココモ、馬法の方程式、追い上げ、コロガシなんてのはこちらのカテゴリーに入ります。こちらは「競馬投資本」と言えるでしょう。

 ほとんどの競馬本はどちらかに分けられるのですが、「バージョン8」はどちらの要素も併せ持つ稀有な競馬本です。具体的には、まずファーストステップとして、9,000レースを分析して得られたという勝利要因(前3走の着差、騎手、血統など)を出走馬に当てはめ、各馬の能力指数を算出。

 セカンドステップとして、前開催、前々開催で出現頻度が低かった能力指数順位の馬を1レースから追い上げて買っていく、と運用法を取っています。つまり、予想と資金の運用がワンセットになっていのが、バージョン8なのです。

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スピードポイント式で万馬券を獲れ

計算いらずのお手軽スピード指数

  競馬予想において「スピード指数」という考え方はすっかり定着したと言える。大抵の競馬新聞にはスピード指数が掲載されているし、「スピード指数的に抜けている」と予想を力説しても言っても「はぁ?」とけげんな顔をされることなくある程度の説得力を持って受け入れられるだろう。

 スピード指数は、レースの走破タイムを基に競走馬の能力を測ろうという試みである。異なる条件で走ってきた馬達を、同じものさしで計ることで、今レースにおける優劣を見極ることを目指す。

 基本的な算出の仕方は、各競馬場・各コース毎の基準タイムを算出し、実際の走破タイムと基準タイムの差からスピード指数を算出する。加えて、開催が進み馬場が荒れてきたり、雨が降ってたりするとそれだけ走破タイムも遅くなるので、個別のレース毎に馬場差を出して補正をすることも多い。

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99%勝てるオッズ最強理論―馬券戦略の最終兵器はオッズに隠されていた!!

 オッズを予想に役立てようとする競馬必勝法は数々あるが、独創性という点では「99%勝てるオッズ最強理論」の右に出るものはいない。

 まえがきで著者は

何レースかに1レース、確実に、それこそ99%、必ず馬券が取れるオッズパターンというのが存在するのである。 ~ 中略 ~ 特大万馬券を一点で的中させてみたい、確実に馬券で儲けてみたい。相容れることのない、このふたつの馬券ニーズに応えることができる、唯一の馬券戦略であると私は自負している

と書いている。

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