やっぱり馬名って大事だと思うのです。
血統だロマンだの言っても、人間の都合で馬に走ることを強いているわけですから、そこに携わる人達の「愛」を感じたいと思うわけです。それが大いなる欺瞞であることは重々承知していますが、数字や記号が走っているわけではないと強く信じたい気持ちがあります。
しかしながら嘆かわしいことに、馬を数字や記号としてしか見ていないんだな、と思わせる馬主がチラホラいます。
その代表格がテイエムの「竹園正繼」氏と、スズカの「永井啓弐」氏。
この2氏のネーミングセンスは最悪です。
両氏に共通する馬名ルールは、「冠名+父馬名or母馬名」。オートマチックにネーミングされているだけで、そこに何の夢や希望が託されていません。車や家電の型番と同じ。
竹園正繼氏の所有馬の代表格、テイエムオペラオーもそんな記号馬名の一頭。「テイエム+父オペラハウス+オー」。オーのところに期待を込めた?そんな馬鹿な。
スズカの「永井啓弐」氏の所有馬と言えば、「サイレンススズカ」。こちらも「父サンデーサイレンス+スズカ」と、100%記号馬名です。
ちなみに、僕は競馬を嗜むようになって今までに2回泣きました。一回はホクトベガが予後不良で散ったとき、そしてもう一回がサイレンススズカ。競馬を知らない両親もテレビの前に呼んで「ものすごく強い馬が走るから見てよ」と天皇賞を一緒に観てたときにサイレンススズカは骨折、そして予後不良となってしまいました。だからこそ馬名には、記号ではなく夢や希望を感じさせるものをつけて欲しかった。
両氏は、これまでに400頭前後と所有している大馬主です。デビューしていない馬を含めるとその数は500頭を超える馬を所有しているでしょう。それら一頭一頭に思いを込めた馬名を付けることができないという現実的な事情は分かります。しかし馬主にとっては何百頭の内の一頭でしょうが、競馬ファンにとっては一頭は一頭なのです。一頭一頭に思い入れが産まれるのです。
普通強い馬がいれば競馬は盛り上がるものです。最近の例だとディープインパクトがそうでしょう。しかし、テイエムオペラオーは競馬史に残る成績を挙げたのにも関わらず、活躍した2000年前後に競馬が盛り上がったという話は聞きません。特に2000年は出走したGI・GII計8レースを全て勝つという大記録を打ち立てたにも関わらず。
もちろん勝ち方が地味、ということもあるでしょう。勝ち負けするのは大体同じようなメンバーというマンネリ感もあるでしょう。しかしそのイマイチ盛り上がらない原因の一端が、ネーミングの悪さにあることを僕は強く訴えたい。
ディープインパクトが、冠名+父名みたいなマヌケな名前だったらあれほど人気を獲得できたかどうか。僕はそう思わない。ハルウララが人気を獲得した背景もそのネーミングの妙にあると思っているし、馬主の方々には馬名が持つ意味について考えて欲しいと思います。公募でもいいじゃないですか。何らかの意味を持つ馬名をお願いします。
馬主が馬主として成立するのは馬券を買う競馬ファンがいるからこそ。ファンサービスの一環としても、ファンに愛される馬名を付けるのは馬主の義務でしょうよ。馬券の売り上げが落ちていると言うなら一層、馬名についても神経を使うべきだと考えます。
あ、そうそう。冠名を廃止しない?
あれが記号馬名の元凶でしょ、やっぱり。
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